変な夢2

公に夢を記録しとくのって、どうなんだろうと思うが、
まあいいや、ヘッセも三浦しをんもたくさん書き残している。

夢と不条理短編小説は、似てる。



今日の夢では、
何故か金正日であるおじいちゃんに会いに行く。
(もしくは金総書記によく似たおじいちゃんなのか。)
場所はだだっ広い屋外体育館。
例の、ボールがバウンドする音、シューズと床が擦れ合うキュキュっという音がしている。


選手達はバレーをやっているようなんだが、
そのコートがちょっと変わっている。
立体的で、迷路みたい。広さは普通の
バレーコートと変わりがないが、床の高さに凹凸があり、
凹のとこにいる選手は正面から見えないし、
凹に隠れていてボールがきた瞬間凸に駆け上がって打つアタックなんかは、すごい勢いで誰にも止められない。

立体バレーとでもいうのだろうか。
ただ、見応えはあるが、よっぽど体力がないとキツそうだ。

金正日は、自身も白いユニフォームを着ていて、
見るだけでなく健康の為にたまに選手として参加するそうだ。
すげえな。

時刻は夜で、空には満点の星空が瞬いている。
天の川はとても近く、その点描のような星一つ一つもくっきり見える。
あの星々全てを把握するのは、本当は造作もない事なんだよなあ、
と考える。いくつかの星を起点にすれば。


バレーの試合にも、金総書記にも興味がないので
星空ばっかり見ている。
望遠鏡があれば良かったのに。


そもそも実は、私は孫じゃないらしい。
もう一人、誰か女の子とペアを組んで、
彼の身辺調査をしに来たのだ。
それに気付かない総書記は私を孫だと信じ込んでおり、
ぎっしり詰まった財布の札束を渡して来る。
まあ、頂くんだが、お金とお金の間には紙幣と同じサイズの紙が挟まっている。
この紙は何だろう。

用事は済んだので、
そのペアの子と山のふもとのお祭りに行く。

妖怪グッズの屋台があって、
私は、ぬりかべのチャームがついたネックレスが
どうしても欲しくてたまらない。
買おうかどうしようか、悩む。

連れの友達は何人かに増えていたのだが、
1人が「明日仕事だから帰るね」と言って、
山を下って行く。
それを見ながら、明日仕事って事は
今日は何曜日なんだろう、と思って
ペアの子に尋ねる。

「今日は私にとっての土曜日だよ」
「それってつまり?」
「金曜日だって事」


目が覚めたら、今日は日曜日だった。