フランケンシュタインの意外な事実

今日知ったんだけど。

 
フランケンシュタインと聞くと、皆あのツギハギの青い人を想像すると思うけど、

実は彼はフランケンシュタインではないそうです(えー!)。
 

 

彼は実験体であり、名前はないそう。

「フランケンシュタイン」は、あの怪物を作った人の名前だそうだ。
しかも、死人を蘇らせているけど、彼は医者や科学者ではなく学生であった

(天才やな)。

そして、この有名な話は200年ほど前に女性によって書かれており、
おそらく最初のSF小説と言われているそう。
またその作者のメアリー・シェリーを取り巻く人生も壮絶で、
お母さんはフェミニズム、お父さんはアナキズム(無政府主義者)の先駆者。
(またこの両親の話がすごい。いちいち相関人物が全員濃い。wikiでぐいぐい掘り下げちゃったよ。

http://ja.wikipedia.org/wiki/フランケンシュタイン

 

作者のメアリーは、父親に大反対されながら既婚者の詩人と駆け落ち、子供は死にまくるし、、、
あんな有名なフランケンシュタインの話の陰には実はこんな驚愕のノンフィクションがあったなんて、、、

これからフランケンシュタインを見る度に、
なんとも言えない複雑な気持ちになるではないか。

フランケンシュタイン・コンプレックスという言葉も初めて知った。
「フランケンシュタイン・コンプレックス(Frankenstein Complex)とは、 創造主(キリスト教の“神”)に成り代わって人造人間やロボットといった被造物(=生命)を創造することへのあこがれと、さらにはその被造物によって創造主である人間が滅ぼされるのではないかという恐れが入り混じった複雑な感情・心理のこと。」へえ〜。


[こういうのに感心していると、「その知識を何に生かすんだい?」と旦那に呆れられるのだが、、、。

 特に何かに生かすためではないよ、うん。単なる興味。]

 


フランケンシュタインの話の切ないところは、
とにかくあの怪物を、学生のフランケンシュタインさんが作ってみたらできちゃったのはいいけど、

びっくりするくらい醜かったから作ったフランケンさん本人が逃げた。(おいおい。)

どっか遠いところまで逃げたけど、その実験体の怪物は「一人で淋しいから嫁を作れ(ストレートだね。)」と追っかけて来た。

作れるんなら作ってあげればいいのに、フラさん(名前が長いんだよ)はもうこれ以上醜い化物を作りたくなくて断る。

(これがフランケンシュタイン・コンプレックスだそうだ。使える機会があればぜひともこの単語を使おう!)


嫁を作れという要請を断られ、怪物は逆上。
「何で俺を作った〜!」とキレて殺す。

フは自分を作った創造主のような、親のような人物なんだけどね。
そんで、焼身自殺をしに北極だかどっか遠くに行くのであった、、、。という話らしい。

うう、切ない。
嫁くらい作ってあげれば殺されなかったかもしれないのに。

教訓。自分で作った物に殺されないためにも、
不細工な化物を開発してしまったら、
美しかろうが醜かろうが、メスも作ってやった方が親切だ。以上。