とうもろこし

継母が田舎の野菜を送ってくれた。

すごくおいしいのだが、無農薬だけあって、

でかい虫もその野菜を食べている最中であった。

 

虫の方も新鮮なまま直輸入。

 

とうもろこしをシンプルに丸ゆでして、

端からガツガツほうばっていたら、

真ん中に、4センチくらいの痩せた芋虫みたいな人が登場!!

(でも叫ばなかった。やっぱり八割は動きが苦手なのだろう)

 

茹でられたからか、ボディがぴーんとまっすぐになっている。

 

それを見たらしばらく思考が停止する。

 

 

しばし考える。

どうしたものか,,,

 

この瞬間捨ててしまう諸氏も多いと思うが、

こやつが食い続けるくらい確かにうまいとうもろこしなので、

ここで捨ててしまうのは惜しい。二本しかないし。

 

しかし、この部分だけ切り落とすというのも、

手が滑ったらとか、考えるだけで結構不可能。

 

しばらく真顔で真剣に考えて、

その虫がくっついたまま、角度を微妙に変えつつ、

見えないようにして食べれるところまで食べる、

という作戦にした。

 

上記作戦を考えながら、

もし「芋虫食べないと生きるか死ぬかの瀬戸際」とかそういう状況に立たされたら

自分はどうするのだろう...と思う。

 

食べるのだろうか。

それとも駄目なものは駄目なのだろうか。

 

一つ言えるのは、

そういう状況に立たされたくないなあという事だけはたしかだな。