百足

雨の昨日、一気に日記を更新し終わって、
さーて買い物に行こうと外に出たら、
思わずのけぞった。

玄関の外壁に、
朝はいなかったはずの黒くて細長い
幼虫のような生き物がびっしりついているのだ!!

瞬間叫びそうになったので、
慌てて両手で口を抑えた。

ガクガクブルブル。
ななな...なんだこれは!!!


ご近所さんを見渡してみる。
うちの棟は四室あるのだが、
うちの他の三室の壁には、一匹もついてない。
うちは階段を上がった二階なのだが、
わざわざ一階も見に行って確認した。

完全にうちだけ。
20匹はいる。

何でうちだけ、何でうちだけと思いながら
雨の中とぼとぼと買い物に行く。

昨日日記に書いた事の逆のパターンだ。
鎌倉のおばさんは、見えない力で庭の木に変な虫がつかないよう
バリアを張ってると言ってた。

うちは、何故かうちだけ虫が集まって来てる(泣)
うわーん、バリアの方法を教えて下さい...。
逆に知らぬ間に口寄せの術をしてしまっているのだろうか。

買い物を終えて帰って見たら、
やっぱりうじゃうじゃいる。
結構早いスピードで移動してる。
気絶しそう。

インターホンの隣にいた奴が、
全然違う場所に移動してる。
それでも、うちの壁だけ居座ってる。

恐る恐るよーく見たら、
小さいムカデだった。
細い体に足がいっぱい!!

数時間後、
残業を終えた旦那が深夜に帰って来たので、
「叫ばないようにね...」
と半泣きでムカデの壁を見せる。

私「なんでうちの壁だけにいるんだろう...。
庭がついている一階だけとかならまだしも。」
旦那「真理子が住んでいるからだろう」

あああ〜あながち冗談とも思えない。
というか理由が思いつかない。
やっぱ呪われてんのかな、不思議なこと多いし。
と思って、深夜に結構深刻に「呪い ムカデ」でググって見た。

古代のまじないとか、蠱毒とかいろいろ興味深い物が出て来て、
ふむふむ、と読んでしまう。ほうほうなかなか面白いなあ〜。

またいらん知識が増えてしまった。

でもまあ、ムカデは基本的に梅雨時期に孵化するそうです。
いろいろ条件が揃ってしまったんだろうな。
と、無理やり納得するしか無い。

噛まれると腫れるし毒もあるけど、
一方で「足がたくさんある=客足がたくさんつく」と言って、
いい意味に取られる事もあるそうです。


部屋の中にも一匹いて、私がギャーギャー騒いでいたら
旦那がティッシュの上から潰して殺し、淡々とゴミ箱に捨てた。


朝になって、煙のように消えてたらいいな...
と思って期待を込めてそうっとドアを開けたけど、
完全に現実だった。うようよ。増えてないだけましか。(ポジティヴ!)

はあ〜。。。

今日、不動産に電話しました。
「ムカデ〜?」って感じだったけど、
おじさんがすぐに来てくれた。
ありがたい。

やっぱり壁を見るなりギョッとして、
「たくさんいますね!結構虫の駆除はするんですが、
こんなのは初めてです」と言ってた。
長年やってる人にそう言われると、
謎は深まるばかりだ...。

殺虫剤を買って来てくれていて、
一匹一匹にシューシューとスプレーしてくれた。
コロコロと壁から剥がれ、丸まって落ちていく子ムカデ達。
断末魔は聞こえないが。
しぶとくへばりついているのはおじさんが傘の先で潰す。

全て終わり、おじさんも「一階もないのになんでここだけ...
よっぽど美味しそうな匂いがするのかなあ」と首を捻っていた。

殺虫剤の残りを上げますので、
しばらくはそれで様子を見て下さい、とスプレーを渡された。

うーん、推理は大好きなんだけど、
この件は本当に理由が思いつかない。

ただ、ムカデは匂いに敏感らしい。
ヒノキの匂いが苦手とか、
仲間が潰されたら匂いで寄ってくるとか、
ネットでいろんな事が書かれていた。
ムカデに悩まされてる人って意外と多いみたい。

私は家で1日数回無印良品のアロマディフューザーを使ってる。
主にハーブ系とか柑橘系の香り。
その匂いが外に漏れたのかな。

だとしても、玄関側にディフューザーがあるわけでは無い。
そもそもそんなに漏れ出るものだろうか。
でも、部屋で出た2匹はどちらもたまたまディフューザー付近だった。

うーん、今度ヒノキの香りのアロマオイル買おうっと...。

柳美里著

「まちあわせ」の表紙にイラストが使われました。

(発売:2016.11.8)

 

よろしくお願い致します!