サンキャッチャー

サンキャッチャーを窓から落としてしまった。

 

サンキャッチャーって何だかご存知だろうか。

 

紐で吊るされたクリスタルのようなもので、

太陽の光を反射してキラキラ光るのである。

 

前からちょっと欲しくて、

こないだ二子玉川のおしゃれ雑貨屋で購入した。

(※ショックな情報...おしゃれ雑貨屋では数千円で売っているのだが、

最近足繁く通っているtokyu handsで全く同じパーツが何百円かで売ってるのを

見てしまった...何て商売してんだ!)

 

しかし、最初カーテンレールのとこにぶら下げようかと思ってたけど、

予想外に日光がもろに入らなくてキラキラしないんだな、これが。

 

で、迷った末、うちにあったスマホの三脚(めっちゃごついやつ)に

針金をぐるぐるに巻き付けて先端を釣り竿みたいに伸ばして、

その先にプラーンとサンキャッチャーさんを吊るし、

午前中など、窓から日光が入る時間帯に置いてみるということを試してみた。

更に下に使わなくなった鏡を置いて

めちゃくちゃに光を乱反射させては一人で楽しんでいた。

 

んで、先日天気が良かったから窓も開け放して窓枠のとこにおいていたら、

しばらくして見たら、こつ然と姿が無い。

 

窓から身を乗り出して下を見ると、

あー一階の人の敷地の雑草のとこに、

三脚の無骨な脚が見える!!

 

 

うーん、最初さっさと一階の人に相談しようと思ったんだけど、

通常おしゃれなはずのサンキャッチャーさんだが、

私の試行錯誤のせいで完全に怪しげな物体になってしまっていることにはたと気付いた。

 

初見では何の器具なのか絶対にわかるまい。

 

「おもちゃを落としてしまって...」と言ったら

「このおもちゃ、一体なんに使うんだ」と絶対しばらく一階の人の記憶に残ってしまうだろう...。

(こないだベランダの方で枕を落としたら、

非常に感じの良い娘さんが持って来てくれたばかりだし...。)

 

太陽の光をキラキラさせて...ただそれだけですって...

説明がめんどくさい!

 

 

以前、住んでいた部屋に前の部屋の住人のカタログが届いた事があるのだが、

「六次元の水晶(高額)」って...一体どんな人がここに住んでたの???

ということがあったので、ちょっと嫌だ。

 

別に怪しいものじゃないんだけど、

怪しいものじゃないものを別に怪しくないと言い張るときほど、

怪しさ倍増なことはない。

 

しばらく悩みました。

 

数日後、一階の駐輪場から一階の人の家の柵にぐぐーっと腕を突っ込んだら、

難なく取れた。ふう焦った。

 

 

 

 

柳美里著

「まちあわせ」の表紙にイラストが使われました。

(発売:2016.11.8)

 

よろしくお願い致します!