年賀状

 

多分これまでの人生で、年賀状を出さなかった年がない。
(は!気付いてしまった...去年おばあちゃん亡くなったから本当は出さないでいるべき年だったんだ!!
おじいちゃんが亡くなった年も親に「別に出していいよ」と言われて出した気がする…。)
それくらい年賀状の文化は私に染み付いている。
物心ついてから、33歳になるまでということは、多分干支2周分は書いてきたのだな。
結構どんな物を描いて来たか覚えてる。
クリスマスが終わったら、さあ後は大掃除と年賀状、という感じ。
紅白見るより蕎麦食べるより、
年賀状を出してこそ、年を越した、って感じがするのかも。
でも、すっかりこの文化は廃れてしまっているなあとひしひし感じる。
周りの人も、出さない人が増えて来た。
自分も周りも年を取ってきたなあと思うけど、
家族の年賀状、というものが大半を占めて来たなあ、と思う。
これは未婚の友達など思う所あるみたいで、
純粋に「年賀状=お正月のオリジナルお祝いカード」として楽しんでいた時代とは
意味が違って来てしまった。
私はまあ、子供の頃から絵を描いたりが好きで
そういう友達も多かったから、
いろんな画風の友達から、趣向を凝らした年賀状を貰えるのが楽しみだったけど、
だんだん皆、描かない、作らない、になって
家族の安否や今年何をしたかを知らせるカードになって来たな、
と思う。
まあそれは年賀状の本来あるべき姿なのかも。
帰ってくるのは、だいたい自分が出した数の半分くらい。
半分ってのは少なすぎると思うので、
多分自分自身が「出さない人に出しすぎる」のだろうなあ。
返事が来そうな人に出したら打率が半分ってことにはならないのだろうけど。
筆無精な友達が多すぎるのだろうか。
私は楽しい文化だと思うから、廃れずにいて欲しいんだけどなあ。

 

柳美里著

「まちあわせ」の表紙にイラストが使われました。

(発売:2016.11.8)

 

よろしくお願い致します!